情報セキュリティに関する講義ノート
講義概要
- この講義は情報セキュリティの基本要素に関する内容
- 近年のセキュリティ関連事件について紹介
最近のセキュリティ事象
- 2018年: コインチェックからの暗号資産流出 (580億円)
- 2021年: フィッシング報告件数 (521,604件)
- 2022年: 北朝鮮のハッカーによる暗号資産への攻撃 (780億円の損害)
セキュリティインシデント
- セキュリティ事象を「セキュリティインシデント」と呼ぶ
- インシデントの被害を最小化する目的の防衛活動を講義で学ぶ
フィッシングの具体例
- フィッシング: ユーザーを騙すためのサイトに誘導し、IDとパスワードを盗む
- 使用手段: 電子メールやSMS
- 例: 住信からのフィッシングメッセージ
- フィッシングの特徴
情報セキュリティの基本要素
- CIAモデル
- C: 機密性 (Confidentiality)
- I: 完全性 (Integrity)
- データ偽造や改ざんを防止し、検出する技術(デジタル署名、ハッシュ関数)
- A: 可用性 (Availability)
- 情報を利用する権利のある者が常にアクセス可能にする
攻撃例と対応策
- ランサムウェア
- システム内のデータを暗号化し、解除のための身代金を要求
- 攻撃者は情報を盗み、脅迫することもある
- 各基本要素の失われるリスク
情報セキュリティを支える技術
- 暗号技術
- デジタル署名技術
- ネットワークセキュリティ
- 従来のPCのセキュリティ以上に、ネットワークを介した情報の保護
- 情報ハイディング
- セキュリティ評価
人間の心理と情報倫理
暗号プロトコル
PKIとネットワークの基盤
情報コンテンツの保護
- トークンやNFT: 所有権の証明技術
- これらの技術のセキュリティ評価の必要性
これらの要素を総合的に学び、理解することが重要です。