時代背景と地質年代
更新世
- 約2万年前までの時代。
- 理科的には「更新世」と呼ばれる。
- 一般的には「氷河期」として知られる。
- 非常に寒冷で、海は凍結。
- 日本列島は大陸と陸続きで、陸橋が存在。
人類の移動と生活
- 人類はアフリカ大陸で出現し、獲物を追って移動。
- マンモスやヘラジカを狩猟。
- 日本列島には北からマンモス、南からナウマンゾウが移動。
- 移動生活の中心は狩猟。
- 定住せず、簡易な住居で生活。
- 生活は狩猟、採集、漁猟。
道具と技術
- 打製石器の使用。
- 石を打ち砕いて作成。
- 握り槌、ナイフ型石器、尖頭器(槍の先端の石)、細石器(釘バット)など
環境の変化と縄文時代
完新世
- 約1万年前、地球が温暖化。
- 環境、生活、道具が大きく変化。
- これにより縄文時代が始まる。
縄文時代の生活
- 陸橋が消え、日本が列島化。
- 小型動物の増加。
- 植物採集も発展。
- 漁猟の発展。
定住の傾向
道具の進化
- 磨製石器の発明。
- 弓矢の発明。
- 小動物を狩るため。
- 矢尻には磨製石器や黒曜石が使用される。
考古学的遺跡
貝塚
- ゴミ捨て場。
- 貝塚の分布から当時の海岸線がわかる。
この講義では、氷河期から縄文時代への移行における人類の生活の変化、および地質的・文化的な影響を学びました。