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Pythonクラスの初期化とself

May 4, 2025

Python入門 第19回講義

クラスの初期化

  • クラスの初期化とは、__init__メソッドを定義することで、オブジェクト生成時に常に呼び出される仕組み。
  • __init__メソッド内で定義した処理は、オブジェクトを生成すると自動的に実行される。

コード例

  1. クラスの作成

    • class ChildClass(object):
    • def __init__(self):
      • print('Initialized')

  2. メソッドの定義

    • def say_hello(self):
      • print('Hello')

  3. オブジェクトの生成

    • child = ChildClass()
    • 出力: Initialized

引数を受け取るクラス

  • __init__メソッドで引数を受け取り、クラス内で利用できるようにする。
  • self.name = nameのように設定する。

コード例

class Child: def __init__(self, name): self.name = name print(f'My name is {self.name}') def say_hello(self): print(f'Hello, {self.name}')
  • オブジェクト生成時に名前を指定：child = Child('Taro')
    • 出力: My name is Taro

selfの役割

  • selfはそのクラス自身を指す。
  • メソッド内でインスタンス変数を定義・利用するために使う。

selfの動作確認

  • print(self)でクラス自身が出力される。
  • selfを利用することで、異なるメソッド間でデータを共有可能。

注意点

  • クラス内のメソッドには必ずselfをつける。
  • __init__メソッドで受け取ったデータをクラス内で利用する際には、selfを用いて変数として保持する。

次回予告

  • 次回は「クラスの継承」について学習。
  • クラスの章が終わり、次は「ライブラリのインポート」を学習予定。
  • これらを学習することでPythonを用いたデータ分析やエクセルの自動化が可能になる。

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