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社長ご就任インタビュー

社長ご就任おめでとうございます ありがとうございます 1日付で就任ということでまだ 就任間もないですけれどもどうですか社長 業というものについてはそうですね やっぱり日々責任の大きさを実感してい ますが1月26日にいわゆる 社長答えを発表させていただいたと正式に は4月1日中になんですけど実質もう27 日から バトンタッチをある意味 準備体操を始めてますので 約3ヶ月ですか いろいろ本当に現場で日々日々いわゆる チームリーダーの役割というのを実践的に 学んでいる毎日で 大変でもありワクワクドキドキするような ところもありてそんな感じです 社長として何を意識しながら普段生活して いらっしゃいますお仕事してらっしゃい ます あの私自身は2つありまして一つは やっぱりエンジニアですのでやっぱり トヨタ自動車の原点である車をしっかり 作ってそれをお届けするというところの リーダー役であるということだから車作り を自分の中心にちゃんと置きながら経営を していくということと チーム経営という言い方をしてるんですが 現会長が13年間土台を作ってきてくれて ますのでその土台のもとにこれから どんどん系のスピードを上げて実践の量を 増やしていく 段階に入っていると思うんですねその時は やっぱり価値観が同じリーダーがたくさん いますし そういう仲間とともにこう同時にアメーバ 的にいろいろな動きを加速度しっかり出し ながらやっていくということが今求められ ていると思うのでやっぱり系のスピードを 上げるということを意識しながらそのため の チームマネジメントその2つぐらいを意識 して 新チーム新体制になって滑り出しとしては どうでしょうかご自身の中ではないという かまだその手応え語れるような 段階ではありませんけどもやっぱり ぶれない軸をしっかり 会長がね作ってくれているので いろんなことを本当に挑戦できる会社にも なってるなとは思うんですね 我々新チームのいろんなアイデアに対して もそれをこうバックアップサポートして くれるような動き方を会長がしてくれて ますのでそれではもうどんどん 臆することなくいろんなことを挑戦して ある意味だからこう 活気は出てきてるかなっていう気はします そうした中で 先日 2026年までに EVの世界販売を150万台までにすると いう発表もありましたけれどもこれもそう した流れの中の一環という風に思っていい んですかバッテリー部については もともと21年の 末にですね 我々の進め方みたいなことは公表させて いただいていて30年350万台ぐらいの 目線でやっていこうとその確実に進めてい ますよとその中間的なマイルストーンとし て今回26年の150万台という話はさせ ていただきました 私が 社長に就任する前からですねもちろんその バッテリー部に対する取り組みというのは 進んでおりますので ある意味そういう実践の 姿を 示せるようになってきたということだと 思いますどうしてもその電気自動車EVを 中心にちょっとお話聞いていく形になって しまうんですけれどもトヨタというと全 方位戦略ですけれどもこの中でこれは今後 も続けていく中で EVに寄り特化していくということのその 2026年までの150万台なのかそれと もなんか別の意図があるのかそのあたりは どうなんでしょう いろいろな企業と比べてトヨタがの特徴 っていうのはやっぱりグローバルに ビジネスをさせていただいていていわゆる そのビジネスポートフォリオが本当に グローバルにバランスの取れている企業 ですで世界のどの地域に対してもしっかり とモビリティを提供していくという使命を 持ってビジネスやってますので そういう意味ではそのどこか特定の地域に 特化するというよりはどの地域も置いて いかない誰一人置いていかない経営方針と いうのを持っているとそうした時に エネルギー 環境も偏在していますしインフラですとか お客様のニーズですとかいろんなものが こう多様化している社会の中でやっぱり その地域に応じたソリューションをその タイミングに合わせてしっかり持ってい くっていうことが大事だとそれを我々は マルチパスウェイという言葉で表現してる んですね多様な価値に対して多様な選択肢 を持っていこうよとである意味経営の ロバスト製をしっかり担保しながら電動化 カーボンニュートラリティを実現していく とそういう意味ではバッテリーUVも一つ の大事な 選択肢なので バッテリーVをやらないと言ってるんでは なくてバッテリー部分も本気なんですよで 昨今の 環境下を 踏まえるとやはりバッテリー上にもう一段 ね加速をした取り組みが必要だという認識 はしてますので全方位でマルチパスウェイ をしっかりやっていきながらもバッテリー Vをさらに加速していくような動きを 今一生懸命とっているということだと思い ますあくまでも全方位という戦略があって その中でじゃあEVの立ち位置がよりグッ と上に上がってきたという感じですか地域 ごとにやっぱりEVに対する 環境条件がどんどん変わってますよねで いわゆる世の中の期待値もバッテリー部に 対する期待値もどんどん高まっていると そこに対して 我々トヨタが 十分な量と 十分な 商品力を持ったバッテリーVをご提供でき ているかというともうひと頑張りいる だろうというような思いを持ってますので これまでもずっとやってきてはいるんです けれどもさらにそれをしっかりと市場の 期待値に応えていくような取り組みをやっ ていかないといけないなというふうに思っ てます EVで言うと例えば ヨーロッパではその2035年以降 エンジン車販売容認の方針に変わったり 一方でアメリカでは その EV車に対するJ優遇というのが非常に 日本に対して 厳しいものになりましたアメリカの3者 のみということになりましたけれどもこれ について 日本のみトヨタにおけるその EVでの状況っていうのはどういうふうに 受け止めていらっしゃいますか 相対的にバッテリー分に対する期待値が 高まっているというのはこれグローバルに 変わらないと思うんですけどその一番大事 なのはやっぱりそのカーボン ニュートラリティの実現に対するカーボン ニュートラルの実現に対する社会的な 期待値というか動きが加速してるっていう マクロに見た時にカーボンニュートラルの 位置付けが非常に高まっているとそれを 地域の特性に合わせて加速させていくよう な環境条件がどんどんいろいろ出てきて いるということなんだろうと思うんですね で大切なのはやっぱり最後にカーボン ニュートラル CO2を減らすということなので 地域の状況に応じてその 減らし方は変わってくるだろうと例えば その電気インフラがほとんど整備されてい ないところでバッテリーVの普及っていう のはこれやっぱりインフラとセットで動く ことでしょうしグリーンエネルギーの普及 がなかなか進まない地域でバッテリーV だけをどんどん普及させようとこれも多分 違うだろうと総合的な取り組みがなされて いくべきでそういうことが 徐々にカーボンニュートラルを現実のもの にしようとすることで各国いろんなところ で動きが活発化しているということだと 思うんですねだから我々は基本的な スタンスはあんまり変わらずマルチパス ウェイを軸にしながらそれぞれの地域の町 一番を目指して取り組んでいくということ だと思います これまでも 適用 されて強調されていますけれどもその今 言ったみたいに 報酬だったりアメリカだったり政策が やっぱり いろいろ変わりますという中で世界が 脱炭層に向けてそのワンチームで 一段となって目標にたどり着くことが できるのかその辺は これやっぱり地域の特性に合わせてその カーボンニュートラルを実現するスピード を上げていくっていうことが大事だと思う のでまずやっぱり足元でできる事っていう のは地域によってやっぱり違ってきます からその足並みを揃えるということも もちろん大事なんですけどやっぱり地域の 経済特性ですとかあるいはニーズですとか 環境条件を大切にしながら プラクティカルに カーボンニュートラルに向かっていくと いうことを大事にすべきだろうというふう に思います EV シフトのに向けて保護者は取り組んできた ということですけどもそのアピールという か世間アピールがこれまで果たして 十分だったかどうかっていう点ではいかが でしょうか そうですね 企業文化もあってその 具体的な形でお示しするっていうところを 非常に大事に考えている会社ではあるので これまでなかなかその我々の戦略みたいな ことをお話しする機会が少なかったのかな という反省は少し正直してますこれから ある意味 少しバッテリーVの取り組みに対しては 加速をしていきますので 具体的なテーマを絞ってですね 具体的な形でお示しをして 我々が今どういう 段階にいるのか何を目指しているのか みたいなことはもっともっと コミュニケーションしていくべきだろうな とは思ってます 具体的な方策みたいなものっていうのは現 時点であるんでしょうか 手も絞って例えば 投資関連の話であったりじゃあ実際の商品 がどういうものなのかということを何か形 で示していく必要があるんだろうと思うん ですね特にそのじゃあ我々が作る バッテリーVのあり方っていうのは よく我々は車が作るバッテリーVとはと いうことを 申し上げてるんですけどこれでなかなか 言葉で説明するのって非常に難しくて 例えばそういうものの形をお示ししてあ こういうことをトヨタはやりたいんだと いうのを 具体的に 提示していくということはしていかないと いけないと思ってます その中でそのEVにより力を入れていく そして発信していくというところで最大の 課題になるものっていうのはどういった ものになるんでしょうか今どちらかという とそのバッテリーVの基本性能みたいな ところにフォーカスが当たってると思うん ですねでこれバッテリー部位が市場として 成熟していくとこのバッテリーVの基本 性能だけでお客様がそこに価値を感じると いうことではなくなってくるわけですね その時代に向けて 魅力あるバッテリーを作っていこうとする とやっぱりこれ単に 航続距離が長くて 走行性能がいいということだけでは 付加価値の部分でやっぱりバッテリーVの 価値を高めていくことができなくなるから 我々が思ってるのはその車としての基本 価値は失わないままでいかにそこに付加 価値をつけていけるかその一つが知能化で あり 電動化でさらに先の 付加価値を取り込んでいくということだと 車が 従来の価値から少し価値を変えていく車の あり方が変わっていくというのを バッテリーVを通じて実現していくという ことなんだろうと思ってます そのあたりトヨタとして実現させる地震の ことはどうでしょうか やっぱりやってみていろんなことを 挑戦してそこから学んで改善して 理想状態に近づけていくということなので まずとにかく1本目を踏み出していろんな ことを見てから考えていくんだと思うん ですねアイデアとしてはいろんなものを 持ってますのでそれをまず1個1個形にし ていきます けども 技術面ですね 必要な気がするんですけどその後 これまでのね自動車というのは内燃機関の エネルギー効率を上げていくことで 性能改善だったり燃費が良くなったりと いうことをしていたので基本的な車作りの 原点がいわゆる内燃機関の 基準点において物事が進んでるバッテリー Vっていうのはもうそこの感度はもう エンジンがないわけですからありませんの でどちらかというと今までと違う ファクターがその車の商品価値を決めて いっちゃった例えば空力の性能だったりと かあるいは構造の合理性がその生産性を 高めるポイントだったりとかそのいわゆる 車作りの ポイントが少し変わってくる 走行ピン留めした車作りというのを しっかりやっていく必要があってそういう そのパラダイムチェンジはしていかないと いけないと思うんですねただ結果として 生まれるものが 我々らしい車であってそれに付加価値が たくさんあるとそれは今まではハードで 価値を提供していたけれども今後はハード +ソフトの 複合的な 価値になっていったりするだから車のあり 方を変えていく上では作り方の原点が 変わるということとそこにいわゆる ソフトウェアの提供する価値が内包されて 付加価値が高まってくるとそこにそれを 前提に置いた開発をしていくってことが 大事だと思います もう一つ二つやっぱりイノベーション みたいなことが起こらないとっていう部分 があるんですか 単純にパートレーンが電気の大きかっ たっていうことではないだろうと思って ますので例えば 我々はモビリティカンパニーを目指そうと いうこと言ってるわけですけどもその思い の原点にあるのはこれまで自動車っていう 領域を事業料金に置いているわけですけど もその ブーブにまつわるものすべてを扱う様子に いわゆる我々の事業領域を変えていこうと いう思いがあるわけですね 要するに今までは人や物が動いてるこれ からはエネルギーが一緒に動いたり電気に なれば出したり入れたりができるわけで エネルギーのポータビリティが 上がっていくあるいは情報の ポータビリティが上がっていく いろんなものが動くという対象物が どんどん変わっていきますよねその動くに まつわるものを全てを 視野に入れながらモビリティとして 我々の事業領域を広げていくということを 今やろうとしてるんですねそういう イノベーションというのはどんどん起きて くるだと思います ちょっとEVの話にちょっと特化させて いただきたいんですけどやっぱりあの世界 の中で日本自体がもうちょっともうEV から乗り遅れている相当厳しい戦いを強い られているという指摘もあったりもする わけですがその中でその トヨタ自動車は EVの 理想のポジションある今どの辺りに位置し てるという風にお考えですか 日本の環境で 申し上げると実はその伝道者の普及という 意味では世界でも本当に有数の 普及の率の高い国なんですよね足元でも 伝道者が40%ぐらい 普及してるわけですよですからその バッテリー部位なのか ハイブリッドなのかということではなく そのカーボンニュートラリティということ に対しては非常に実績を上げている国で あるしそういうことに対して先進的な思想 を持っている国なのはもう間違いないん ですよねでいろんなインフラの環境ですと か使用環境を含めて整ってくれば日本も バッテリーの普及が進んでいくでしょう けれども ニュートラルに見て日本の環境が出遅れ てるというよりはある意味カーボン ニュートラの実現っていう意味では先頭 走っているような ところはあるので何に視点を置くかだと 思うんですね要するにソリューションに フォーカスをするのかそれが実現すべき ゴールにフォーカスをするのか 我々はやっぱり最後 CO2を下げていくというところが 我々が実現すべきゴールだと思うんですよ と考えた時に決して日本は 遅れているのではなくて むしろそういう取り組みに対しては今 すでにやれることをやっている国だと思う んですよ ね社長 仙台明夫さん相当な強烈なインパクトを 持った方でしたけれども受け継ぐ引き継い で プレッシャーをどう感じていてそれをどう 乗り越えて今後どんな風にトヨタを 新しい未来を 描いているのかお聞かせくださいそうです ね やはり 現会長が13年作ってくれた土台があり ますので 冒頭申し上げたように自分たちはその いろんな挑戦をしていく車の形を車の未来 を変えていくということの 挑戦をねどんどんやっていくっていうこと だと思うんですねそれは何か誰か一人が その 責任を負ってやっていくというよりは多く の 仲間とともにいろんなアイデアを 上手に 活かしながらやっていくということです それやる時にやっぱり大事だなって自分が 思ってますのはやっぱり 実践すること行動していくということそれ から2つ目はやっぱり若い あのメンバーに 元気に仕事をしてもらうということ未来を 作る時にやっぱり柔軟な発想で自由な動き 方で新しいものを生み出していく エネルギーがとっても大事なのでそれを 大事にしていくということとやっぱり業界 を超えた連携をしっかり作っていくという こと 冒頭申し上げたようなイノベーションを しっかり起こしていくためには自動車産業 内の連携はもちろんなんですけど 産業を超えた連携をいかに実現して イノベーションを創造していくかとその3 つがしっかりその 起こるように実現できるようにある意味 チームのキャプテンとしてやっていくと いう思いで 頑張っていこうかなと思ってます 業界だけじゃなくていろんなもの ひっくるめてトップでみんなを引っ張って いくという ことは 申し上げませんが 自動車の未来を考えた時にはやっぱりその モビリティとして進化させていく時のキー ポイントっていうのは 業界内外のいろんな連携 競争と協調みたいなことを 意識するってことは大事だと思います