全日本マイクロマウス2023の成果と課題

Sep 24, 2024

全日本マイクロマウス2023 講義ノート

講師紹介

  • 名前: 社畜博士
  • 経歴:
    • 幼少期から紙工作に興味
    • 12歳でロボコンと出会う
    • 大学ではロボット研究会に所属
    • 2018年からマイクロマウス競技に参戦
    • 昨年の全日本マイクロマウスでロボットレース競技2位

競技概要

  • 参加した競技: 全日本マイクロマウス2023 ロボットレース
  • 競技場の特徴: "地獄ポイント"が多数存在
    • ポイント1: うねうね部分
      • ライントレース中に回転制御に電圧を取られる
    • ポイント2: R10のタコツボ
      • タイヤが滑る
      • 設計が必要

機体紹介

  • 機体名: イージス2024
  • 特徴: 吸引機構を搭載
  • 使用したマイコン: ルネサス RX66T (48ピン)
  • モーター: MAX DCX-10L、バッテリーはリチウムハイボルテージ
  • ジャイロ: LSM6DSR
  • タイヤ: シリコンシートタイヤ
  • 吸引モーター: DRW002(高評価だがケーブルが壊れやすい)
  • 走行方法:
    • 全面ショートカット走行: 1走目でラインを覚え、2走目以降はショートカットを行う
    • アウトインアウト走法: 曲線の外側から内側に入り、外側に出る走法

競技結果

  • 結果: 優勝
  • 受賞した賞:
    • スマートトレーサー賞(頭よく走ったで賞)
    • 立ち路賞(MVP賞)

大会中の出来事

  • 1走目: マッピング成功
  • 2走目: 5分の3パラメータでの走行で5.1秒台
  • 3走目: 同じパラメータでコースアウト
  • 4走目: マックスパラメータで4.846秒と最終タイム

課題

  1. コースアウトの原因調査: ソフトウェアバグの可能性
  2. 経路計画の改善: 計算時間の短縮が必要
  3. タイヤ摩擦不足: タイヤのグリップ限界
  4. モータートルクの不足: 改善策を検討中

結論

  • 優勝したが、最速ではない
  • 今後もさらなる改善を進めていく意欲
  • 天井階に速いマシンが存在する可能性