Overview
本講義では、英語の冠詞(a, the)と前置詞の役割や使い方、文化による言語表現の違い、語の選択ミスが生む誤解に焦点を当てて解説されました。
バレンタインデーと各国の文化
- バレンタインデーは聖バレンティヌスを偲ぶ日が由来。
- 日本独自の習慣で、女性が男性にチョコレートを贈る。
- 欧米では男性が女性に花やギフトを贈る日が主流。
- アメリカやイギリスでは友人・家族にもカードやギフトを贈る。
英語の冠詞(a, the)の基本
- aは初めて登場する不特定の単数名詞に使う(例:I watched a movie)。
- theは話し手と聞き手で特定できる名詞に使う(例:I enjoyed the movie)。
- 複数形や不可算名詞にはa/theを使わないことが多い(例:I like movies. I like cats.)。
名詞の数え方と冠詞の注意点
- animal名が肉になると冠詞や複数形が不要(例:I ate chicken)。
- I like cat(猫肉が好き)とI like cats(猫が好き)は意味が異なる。
恥ずかしいの表現
- shyは性格を指し、embarrassedは一時的な恥ずかしさを示す。
- blushは恥ずかしさで顔が赤くなること。
Do you have time?とDo you have the time?の違い
- Do you have time?は「時間ある?」(誘いの意)。
- Do you have the time?は「今何時ですか?」(the time=現在時刻)。
前置詞を使った簡潔な表現
- 洋服や靴:inを使う(例:a girl in a red coat)。
- 眼鏡やアクセサリー:withを使う(例:that man with glasses)。
- 誰かが何かを持っている、特徴がある場合はwithを用いる。
前置詞の有無で変わる意味
- The police searched his house(家の中を捜索した)。
- The police searched for his house(家の場所を探した)。
- forは「~を求めて探す」ニュアンスを持つ。
byとtillの違い
- by 6 pmは「6時までに」到着・行動が完了。
- till 6 pmは「6時までずっと」その状態が続く。
- 前置詞の選択ミスで実際にトラブルが起こる例がある。
Key Terms & Definitions
- 冠詞(a, the) — 名詞の前につけ、特定・不特定を区別する語。
- 前置詞(in, with, by, till, for) — 名詞や代名詞の前に置き、関係や意味を補足する語。
- embarrassed — 瞬間的な恥 ずかしさ(受動態で使う)。
- blush — 恥ずかしさで顔が赤くなること。
- Do you have time? / Do you have the time? — 前者は「空き時間」、後者は「今の時刻」。
Action Items / Next Steps
- 冠詞や前置詞の使い分けを英文で練習する。
- 英語表現のバリエーションに意識して日常で例文を集める。
- 次回は今学期最後の講義。復習をして臨むこと。